地獄の王「閻魔」



千本えんま堂の閻魔大王像

名前

閻魔王、奈良時代には閻羅王とも。閻羅とは閻魔羅闍[Yama-Raja]の略で閻魔王の意味。

職業

冥府の王として閻羅王宮にて罪ある亡者を裁いている。裁判はわたしの他に九王を加えた十王で行う。判定メンバーは秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻魔王、変成王、泰山王、平等王、都市王、五道転輪王、の十人だ。死後五七日(ごしちにち)が審査する日だ。つまり、わたしは冥府の王で、日夜罪ある死者を呵責する裁判長ってことだ。浄玻璃鏡を使って亡者の生前の悪事を映し出して、裁判を行っているのだ。

容姿

みんなには恐ろしい形相で罪ある死者を呵責する姿と思われているようだ。まぁ、容姿については人間の想像に任せるが、鎌倉円応寺や奈良百毫寺の閻魔十王などが有名だな。他にも各地に閻魔堂と呼ばれるものがあるし、千葉延命寺の《地獄絵図》や奈良国立博物館の《地獄草紙》、東京国立博物館の《地獄絵巻》などにも、わたしの姿が描かれているぞ。

別の顔

地蔵菩薩。賽の河原で子供を救ったりもするぞ。ちなみに《地蔵十王経》では地蔵は亡者を裁断する畏怖すべき閻羅王(閻魔)、すなわちわたしの本身とされ地獄から亡者を守る、とされている。ふふふふ・・・つまり、裁くだけではなく、ひそかに救いの手も差し伸べているわけだ。

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00/01/26